マスクをした場合と、取った場合でその人の印象が異なるのは、
人の顔が上下のバランスでできているからです。
目や鼻と同様、歯を矯正することは顔全体のイメージを大きく変化させます。
担当医からのメッセージ
■どのような患者様が多いですか?
そうですね。
お子様や、20代~50代の女性はもちろんですが、最近は男性の方も来院されています。
■目立ちにくい矯正装置は使っていますか?
はい、もちろん使っています。皆様がイメージされている矯正装置は右の画像のように金属色が目立つものだと思います。
この金属色が気になり、なかなか矯正治療に踏み出すことができなかった方も多かったと思います。
当院では「アクアシステム」透明なマウスピース型の矯正装置も導入しております。
他の人に矯正装置を付けていることを気づかれにくくなります。
この装置はこれまでの矯正装置のデメリットをすべて改善した装置です。
今までの矯正装置は、治療が終了するまで取り外すことができませんでした。そのため、装置に食べカスが付着しやすく、しかも歯ブラシが届きにくいという、虫歯を生みやすい環境になってしまうため、毎回のブラッシングにこれまで以上に気を配らなければなりませんでした。アクアシステムなら、マウスピース型のフレームを自由に取り外しできるので、いつも通りのブラッシングが可能。衛生面も安心で虫歯になりにくい治療法です。
また、極めて薄い装置ですので口の中の違和感もなく、発音も通常通りできますので、接客業や営業など、人と話すことの多い職業の方にお勧めしたい装置となります。
アクアシステムだけで治療できる症例は簡単な不正咬合です。
一度ご相談くださいませ。
■子供の矯正治療(小児矯正)に関しての考えは?
検査をした結果、すぐに治療が必要でないお子さんもいますが、早い時期にしっかりとした検査を行う事でお子さんにとって理想の治療時期を予測することができたりもします。永久歯が4本生えた頃に一度健診を受けられることを、どのドクターもお勧めするのはそのためです。
成人の方は永久歯が生えそろっていますので、歯並びを改善する治療を行うのですが、お子さんの場合まだ永久歯は生えそろっていませんので、歯並びを改善するのではなく、永久歯が適切に生えてくるスペース(顎の幅)を作り出す治療(床矯正と言います)となります。
成人と異なり「成長力」を利用できるからこその治療法です。
■歯を抜くことに関して、どのような考えをお持ちですか?
よく、「可能な限り歯を抜かないで治療をしてほしい」というご要望を患者様から頂きます。
確かに可能な限り歯を抜かずに矯正したいですよね。歯の大切さを理解している私たちも同じ意見です。
しかし、矯正治療においては、「歯を抜かない」という選択肢は良い結果につながるとは限りません。とくに大人の治療(成人矯正)においてです。
その理由をお伝えします。
お子さんの矯正治療に関しては、「成長力」を利用し、あごの大きさをコントロールすることで、歯を抜かずに矯正治療ができるケースが存在します。
しかし、大人の場合はあごの成長が既に止まっているので、あごの大きさをコントロールすることはできません。
簡単な例で説明しますと、歯並びが悪い状態とは、3人掛けの椅子に4人が座ろうとしている状態です。
お子さんの場合は、椅子を大きく作り替えて4人座れるようにすることが可能です(床矯正)。
しかし、大人の場合は残念ながら椅子を作りかえることはできません。
椅子である「あご」の成長がとまってしまっていることが原因です。ですので、綺麗に歯を並べるためには、抜歯が必要になることがあります。
もし、抜歯しなければならないケースで抜歯を行わない場合はどうなると思いますか?
さっきの例えばなしでお話ししますと、3人掛けの椅子に「ムリムリ」4人が座ることになりますので、綺麗に座ることができません。つまり、歯並びも同じで、綺麗に並べることはできませんし(出っ歯になる可能性があります)、どこかに無理が生じてしまいます。
しかし、抜歯をしなくてはならないということではありません。
ケースによっては抜歯をしなくとも問題ない場合もあります。
■メッセージ
お子様をお持ちの親御さんへ
歯並びの悪いお子さんを連れて来院されるお母さんを見ていると、矯正治療は親が子供にしてあげられる素敵なギフトだと感じることがあります。子供の将来を見据え、10年後に「ありがとう」といってもらえる選択をしてあげることが子供の人生を豊かにすることにつながります。
矯正治療というと、「相談するだけで敷居が高そう」と感じている方も多いようですが、まずはお気軽にご相談ください。
成人の方へ
先にも述べましたが「できるだけ短期間で」「治療中、なるべく目立ちにくいように」というご要望に当院では応えることができます。
「大きな口を開けて笑いたい!!」「口元を隠さないで会話をしたい!!」
この切なるご要望に、全面的に協力させて頂ければと思います。
そもそも矯正治療が必要な歯並びとは?
さて、矯正治療が必要と言われる歯並びはどのようなものがあるのでしょうか?
代表的な歯並びを当院で治療した症例をお見せしながらご説明します。
出っ歯
皆様が良く知っている歯並びですね。上顎の前歯が下顎の歯よりも大きく前に出ている歯並びです。
開咬
奥歯が噛んでいるのにもかかわらず、前歯が噛んでいない歯並びです。
受け口
下顎の歯が上顎の歯よりも前に出ている歯並びです。
叢生(乱ぐい歯)
歯が様々な角度で生えてデコボコになってしまっている歯並びです。
いかがでしたでしょうか?
上記に該当する場合は、治療するしないにかかわらず、歯科医院で診てもらうことをお勧めします。
矯正治療の流れ
1.相談
お悩みやご希望をお聞きします。
2.精密検査~カウンセリング
精密検査の結果をもとに、矯正治療全般に関して詳しくご説明をいたします。
少しでも疑問点がございましたら、再度ご説明し納得いただいたうえで、治療を開始するかどうかのお返事をいただきます。もちろん、この段階で治療を受けないという選択をしていただいても全く構いません。
3.治療開始
歯に装置をつけ、歯に力を加え始めます。装置を付けている期間は約1~3年程度です。
4.通院
歯を動かす期間は1~3カ月に1回通院して頂きます。
5.治療終了
矯正装置を外します。但し、そのまま外しただけですと「後戻り」という現象を起こすため、保定装置(取り外し可能な装置)を装着して頂きます。
※保定装置は症例にもよりますが、約1年~3年間(通院は6カ月~1年に1回程度)主治医の指示に従って使用して頂きます。
使用しないと後戻り(歯並びが悪い状態に戻ること)を起こし、再度矯正をする必要が出てきます。
6.メインテナンス
保定装置の使用を確認後、当院のメインテナンスを定期的に受診して頂き、保定装置を終了する時期まで、経過を観察していきます。
矯正歯科Q&A
当院に電話またはメールでご連絡いただき、矯正治療相談の予約が取りたいという旨を伝えて下さい。相談は無料となっています。
矯正治療の期間は、開始年齢や歯並びの状態で大きく異なりますので、ここでお答えはできません。矯正相談で、大まかな治療期間についてお伝えいたしますが、実際には検査をして治療計画を決定しないと、詳しくはお答えできないことが多いです。個々のケースで異なりますので、相談の上、確認を御願い致します。
一般的に固定式矯正装置を付けている時は、月に1回の間隔が多いです。矯正治療が終わり、リテーナー(保定装置)を使用する保定期間では、6カ月~1年の間隔です。
矯正の前に検査をします。そこで虫歯や歯周病が発見された場合は、その治療をすませてから矯正治療を行ないます。
矯正治療は、痛みを伴うことが通常です。痛みには、2種類あります。
1つ目は、歯が移動する際に炎症反応が起こり、歯が痛くなると考えられています。具体的には、上下の歯を当てると痛い、強く噛むと痛い、食いしばると痛いという感じが2日~10日間程度続きますが、通常は3日ぐらいで痛みが消失します。
また、ワイヤーを交換し、歯を動かす力が強くなると再び痛みを感じることもあります。しかし中には痛みを感じにくい人もいます。個人差が大きいので、痛みの期間は1日~10日間程度とご理解下さい。
2つ目は、装置が唇や、頬の内側の粘膜に当たり痛みを感じる場合です。
この場合は口内炎ができたり、粘膜に傷が付き出血したりすることもあります。
応急処置として、装置が当たる部分にワックスという粘土のようなもので、装置を覆い、装置が粘膜に当たるのを防ぐ方法があります。また、装置を削ったり、ワイヤーにカバーをしたりすることで対応していきます。
矯正歯科、個別「無料」相談へのご案内
当院では、矯正歯科治療に関しての疑問・不安・質問などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いません。私達にお話しして頂けたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。